2017年08月05日

広島の勉強会に参加してきました

7年ほど前から2か月に一回、奇数月の第2水曜日に「靴を考える会」として、靴と足に関する勉強会をしており、現在その幹事をしております。この会は現在大阪、東京、名古屋があり、先日3日に広島で第一回目の勉強会が開催されました。勉強会は大体夕方から夜にかけて行われるので、その前のお昼の空き時間を利用して、「株式会社スピングルカンパニー」様のバルカナイズ(加硫式)の靴工場を見学しました。工場の中は撮影禁止なので、細かくご紹介はできませんが、とてもユニークな会社です。

株式会社スピングルカンパニー様は、株式会社ニチマン(80年以上も前からゴム製品を手掛けている会社)のグループ会社になります。スピングルカンパニー 入口.jpg
なので工場の入り口には「Nichiman」の文字が
スピングルムーブ.jpg
入口の屋根には「スピングルムーブ」と言うブランドの大きな靴が載っています。

設立は平成9年4月。そこから独自のブランドを立ち上げて、2002年に「スピングルムーブ」というブランドを立ち上げられました。今回私も初めてこの靴を購入しましたが、とても履きやすくて、デザインがユニークです。
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これが私が購入したスニーカー。素材は「カンガルー」の革を使用しており、履くほどに足になじみやすい履き心地です。このスニーカーの底の意匠が特徴です。コンバースのスニーカーに比べると横のゴム、踵、つま先のゴムがそりあがっているのがわかりますか?このそり上りを付けるのには、とても技術がいる仕事です。バルカナイズ(加硫式)製法は、革を裁断され、縫製されたアッパー(靴の上の部分)を釣込んで、底材を貼り、靴に仕上げます。この底材にゴムと硫黄が配合された素材を貼り、それを加硫の大きなおかまに入れて、熱100度以上の一定の温度で70分。すると熱によってゴムと硫黄が化学反応して商品が安定します。なのでおかまに入れる前の加工するゴムはとても柔らかく、加工にはとても神経を使われるそうです。とても高い温度の窯に入れるので、素材選びも大変です。初めの頃は窯のふたを開けると商品がボロボロになっていたりと何度も失敗して、データーを取り、それを一つ一つ積み上げて今の商品ができています。今ではすごく人気のあるレザースニーカーの一つです。

それからこの工場は「GORE−TEX(ゴアテックス)」の認定を受けているので、唯一GORE−TEX(ゴアテックス)の素材を使って製品を作れる工場です。

この会社がとても大切にしている社訓が「感謝と共存」。「従業員同士が日々感謝しあい、一緒によい仕事をしていくというだけでなく、お客様がいるからこそ私たちがある」「単なる製造者」と「一消費者」という関係ではなく、ともに歩んでいきたいという願いがあるそうです。
私はこの言葉にとても感動して、製品のレベルの高さの理由もわかりました。

あとユニークな理由が、隣にカフェが併設されていて、店内には靴を購入できるように商品が並べてあります。カフェに使っている食器やコースターにも靴が入っていて、靴好きにはたまりません。もちろん味もよかったです。
vulca cafe.jpg
とてもいい工場見学になりました。

次回は勉強会のお話を投稿します。

posted by なぁ〜さん at 23:44| Comment(0) | 靴と足 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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